現代の男性は、食事や生活習慣により、下記の傾向があります。
- 女性ホルモンが増えている
- 男性ホルモンが減っている
体質として、精力・性欲ともに低下しがちということ。
さらに毎日頑張る男性は、疲れやストレスが重なり、精力が落ちるケースも多いです。
その結果、セックスが上手くいかない…と悩む人も多くいます。
精力アップに効果的な食べ物を、毎日の食事に取り入れ、精力増強しましょう!
薬ではないので、即効性は期待できません。
でも毎日摂る食材が、精力増強に効果的であれば、自然と精力を落とさない身体作りができます。
無理のない範囲で、美味しく楽しく、続けましょう。
目次
精力アップの食べ物「うなぎ」
- ビタミンA・B1・B2・E、亜鉛が豊富
- 良質なタンパク質源
精力増強に良い食べ物と言うと、多くの人が思い付くのが、うなぎ。
でもどうして、うなぎが精力アップに良いのかは、あまり知られていません。
うなぎには、ビタミンA・B1・B2・E、亜鉛が多く含まれています。
- ビタミンA:健康な皮膚の維持に役立つ
- ビタミンB1・B2:食事の栄養を、効率的にエネルギーへ変える
- ビタミンE:血液の巡りを良くする
- 亜鉛:精子を作るのに必要
精力アップに関わるのは、ビタミンEと亜鉛。
ビタミンEは、血液の巡りを良くするため、健康にも良い成分。
血流改善は、勃起力を高めるのに必要不可欠です。
ペニスが勃起するには、陰茎海綿体に多くの血液を流す必要が。
滞ると、勃起しにくくなるだけでなく、精力低下に繋がります。
亜鉛は、精子を作るのに必要です。
性欲が湧かない男性は、精液量低下の可能性も。
精力増強のためには、意識的に摂取する必要があります。
そうは言っても、毎日うなぎを食べるのは難しいもの。
その場合、他の魚類や牛肉などの食材からも、亜鉛を摂ることは可能です。
亜鉛を継続して摂るなら、サプリメントの活用も効果的。
お酒のおつまみを、アーモンドにしてもいいですね。
うなぎが精力アップにオススメなのは、良質なタンパク質が摂れることも、理由の1つ。
タンパク質は、精力を維持するために大切な、男性ホルモンや血液、精子の元になるもの。
三大栄養素の1つで、精力アップのみならず、健康な身体のために大切なものです。
ダイエットなどでタンパク質が不足すると、体力低下や精力減退の原因となります。
夏バテやストレスで疲労が蓄積しているときも、良質なタンパク質を効率よく摂れるウナギは、とても良い食材です。
少し前に、うなぎと精力増強に関する記事を見つけました。
この記事を読むと、ウナギ・スッポンは精力アップに無意味!という印象。
しかしこの記事は「ED治療薬のような、勃起に直接作用するメカニズムがない」と言っているだけです。
もしもウナギなどの食材が勃起を促すのであれば、勃起のメカニズムに直接作用する働きを持っているはずだが、実際にはそうした働きは確認されていない。
ちなみに勃起のメカニズムは、こうなっています。
- 性的興奮を受ける
- 一酸化窒素を放出する命令が、脳から出る
- 血管内の一酸化窒素が増え、血管が拡張する
- ペニスに血液が大量に流れ込む
- 陰茎海綿体が膨張する
対して、PED5と言う物質が、勃起を阻害します。
ED治療薬は、PED5を邪魔することで、勃起を維持させる仕組み。
このメカニズムに直接介入する食品なんて、そうありません。
「ウナギ・スッポンは、この勃起メカニズムに直接作用しないから、精力増強に無意味」という主張です。
しかし前述の通り、栄養的な面で、ウナギには亜鉛やビタミンEが豊富。
精子の量を増やすことは、当然精力アップに繋がります。
ビタミンEによる、血行改善も当然大切です。
全身の血流が改善することは、ペニスの血流も改善すると言うこと。
細胞の老化を防ぎ、生活習慣病などの予防に繋がります。
スッポンも、各種ビタミンやミネラルなどが豊富で、精力増強のための体質改善に、期待できます。
つまり記事での「精力アップできない」は、ED治療薬のような即効性はないという意味。
食材で薬と同じ効果があったら、ビックリですよね。
精力アップの食べ物「スイカ」
- 他の食材にほとんどない、シトルリンが摂れる
- カリウムが豊富
夏の風物詩、スッキリとした甘さで、大人から子供まで人気のスイカ。
実は、精力アップに効果がある食べ物なんです。
その秘密は、スイカに含まれるシトルリンという、アミノ酸にあります。
シトルリンが、精力増強に効く仕組みはこちら。
- シトルリンが体内で、アルギニンに変化し、一酸化窒素を排出
- 一酸化窒素により、血流改善し、ペニスの血管も拡がる
- 陰茎海綿体に血液が流れ込み、勃起しやすくなる
継続的にシトルリンを摂り、血液流入量が多い状態を維持すると、ペニス自体を大きくする効果が期待できます。
そのため、多くのペニス増大サプリメントに、シトルリンが配合されています。
ミネラルの1つである、カリウムも豊富。
浮腫みで身体が重い方にも、オススメです。
身体の中から不必要な塩分を排出する助けもあり、血圧が高めの方にも良いです。
高血圧は、精力を減退させる原因の1つです。
塩分過多が続き、血圧が高い状態が続くと、血管が次第に固くなり、血流が悪化。
すると海綿体に、十分な血液が流れなくなり、勃起しにくくなったり、固さが不十分になります。
魅力的な成分であるシトルリン。
シトルリンは、スイカとメロン以外には、ほとんど含まれていません。
精力アップの食べ物「にんにく」
- アリシン・オキソアミヂンの精力増強効果
- 血流改善効果により、生活習慣病予防
精力アップに、効果的な食材として有名なニンニク。
以前は、臭いの原因であるアリシンが、精力アップに良いと思われていました。
しかし研究の結果、オキソアミヂンと言う成分の方が、効果が強いことが分かりました。
アリシンも精力増強に良いですが、オキソアミヂンの方がより効果が。
にんにくのサプリメントが、臭わないのはこのためです。
ニンニクを食べにくい場合、ニラも上手に活用しましょう。
アリシン・オキソアミヂンが、精力アップに良い要因は、こちら。
- 血流を良くする
- 精子の量を増やす
血流を良くすると、全身の血流量がアップ。
つまり、ペニスの血流も良くなり、勃起力を高めることに繋がります。
さらに全身の血流量が上がると、身体の中を巡る酸素量も上昇。
すると疲れが軽減し、元気になったように感じるのです。
にんにくの滋養アップに、速効性が感じられるのはこのためです。
オキソアミヂンは、精子の量を増やす効果も認められ、精力アップに直接的な効果が。
ニンニクの血流改善効果は、高血圧や糖尿病、高コレステロールや脳梗塞、心筋梗塞などにも良いとされています。
実はこれらの病気は、EDを引き起こす大きな要因。
体型維持や運動も大切です。
それに加え、ニンニクを毎日の食事に取り入れ、病気を予防することも、健康で精力みなぎる日々には欠かせないと言えます。
ニンニク特有の臭いが気になる…という方で、サプリメントを活用する方も、多いかもしれません。
しかしできれば、生のニンニクを積極的に食べてほしいです。
生のニンニクの鼻に抜ける臭いと、食べた後の身体が熱くなる感覚は、精力アップそのもの。
ニンニクを食べると「元気になってきた、やってやるぞ!」ってなりますよね?
あれは単なる気のせいや、プラシーボ効果ではないはず。
精力アップの食べ物「たまねぎ」
- テストステロンの分泌量を増やす、3つのアミノ酸
- 安価で様々な調理ができ、食べ続けやすい食材
精力アップに効果的な食材として、一番取り入れやすいのが、たまねぎです。
健康に良いことで、よく知られるたまねぎ。
精力低下にも、絶大な効果があります。
男性ホルモンの1つである、テストステロン。
減少すると、精力や性欲がどんどん落ちてしまいます。
テストステロンは、加齢と共に生産能力が下がります。
疲れやストレスも、テストステロンを減らす要因。
テストステロンが不足すると、精力低下のみならず、男性更年期障害になる可能性があります。
症状は女性の更年期障害と同じく、イライラ、うつ状態、無気力など。
なかなか解決しない、難しい病気です。
それを防ぐため、たまねぎを毎日食べることが大切です!
たまねぎに含まれるメチイン、イソアリイン、シクロアリインという3つのアミノ酸。
これがテストステロンの分泌量を増やすことは、マウス実験で証明されています。
精力アップのためには、たまねぎを毎日半玉食べると良いです。
たまねぎの良いところは、サラダ、炒めもの、煮物、お味噌汁の具など、様々な調理が可能なこと。
毎日同じ食材を、同じ調理で食べ続けるのは、飽きてしまいがち。
しかし毎日違う料理なら、無理なく続けることができますよね。
さらにたまねぎに含まれる、ポリフェノールの一種のケルセチン。
血液をサラサラにする効果があり、心疾患の予防や高血圧に良いです。
花粉症や慢性鼻炎などの、アレルギーを改善する効果もあります。
精力増強を狙うには、必ず食べましょう。
精力アップの食べ物「納豆」
- 言わずと知れた健康食品
- 手軽に食べられ、アレンジしやすい
精力アップに絶大効果!ではないですが、個人的にオススメしたいのが納豆。
単純に健康に良く、摂りやすい食材だからです。
納豆の精力アップ効果で、期待できるものはこちら。
- ナットウキナーゼの血流改善効果
- ネバネバ成分の疲労回復効果
他にも血糖値・コレステロールの上昇を抑えるなど、健康診断の結果が気になる方に、とても良い食材。
肉や魚を積極的に食べない人にとっては、重要なタンパク源にも。
タンパク質の不足は、男性ホルモンの低下を招くので、シッカリ摂りたい重要な栄養素です。
納豆が良いのは、手軽に食べれること。
パックを開け、かき混ぜ、ご飯にかけるだけ。
私は、そのまま食べるのも好きです。
アレンジしやすく、毎日食べても飽きない食材ですよね。
手軽さではピカイチなので、精力アップに良い食材です。
精力アップの食べ物「ゴマ」
- 抗酸化作用が高いセサミンを摂れる
- 精子を増やすミネラルの亜鉛・セレンを摂れる
健康に良い食材として、知られるゴマ。
サントリーがセサミンという商品を販売し、特に注目されるようになりました。
セサミンは、ゴマに含まれる栄養成分の1つで、抗酸化作用が高い物質。
加齢やストレス・生活習慣の乱れで、細胞のサビの元となる活性酸素が増えます。
すると、男性ホルモンのテストステロンの減少や、血管が狭くなり血流が悪化します。
つまり活性酸素を減らすことが、精力アップに繋がるということ。
抗酸化物質のセサミンを摂ることは、活性酸素を減らすサポートになります。
精力アップを考えるなら、積極的に取りいれたいです。
精子を増やすのに必要な、ミネラルの亜鉛やセレンも、ゴマを摂ることで不足を防ぐことができます。
ただしゴマは大量に食べることができなく、摂り過ぎも良くないもの。
ゴマだけで精力アップを考えるのではなく、他の精力アップ食材と一緒に摂りましょう。
すりゴマで食べる方が、栄養を効率良く摂取できます。
精力アップの食べ物「カキ」
- タンパク質が豊富
- 亜鉛・グリコーゲンも豊富
「海のミルク」と呼ばれる栄養豊富な食材。
タンパク質の他、精子を作るのに欠かせない亜鉛、貯蔵糖と呼ばれるグリコーゲンも豊富。
グリコーゲンを食事から摂れるということは、効率よくエネルギー源を摂取できるということ。
疲労回復・集中力アップ・運動効率アップの効果が期待できます。
アミノ酸の配合バランスも良い食品なので、疲れが取れないタイプの方に向く食材です。
精力アップに良い栄養が豊富な食材ですが、うなぎと同様、毎日食べるのは難しいのがデメリット。
ここぞという時、うなぎや牡蠣を食べると良いですね。
精力アップの食べ物「ショウガ」
- ジンゲロール・ショウガオールが血流促進効果
- クラチャイダムは、さらにポリフェノールが豊富
風邪に効く漢方薬で、有名な葛根湯に配合されている、ショウガ。
冷え性の女性で、ショウガ湯を飲んでいる人もいます。
ショウガが身体を温めてくれるのは、辛み成分ジンゲロールが血管を拡げ、血流を良くしてくれるから。
ショウガを加熱した時、ジンゲロールから発生するショウガオールも、血行促進・血管拡張効果がある成分です。
つまりショウガを摂るなら、生よりも加熱する方が効率的。
黒ショウガであるクラチャイダムは、ポリフェノールなどが普通のショウガより豊富で、さらに精力アップにオススメ。
精力アップの食べ物「アボカド」
- 亜鉛・カリウム・セレン・ビタミンEが豊富
- 精力剤定番のアルギニンも豊富
女性に人気の高いアボカド。
私も大好きですが、男性にはあまり人気がないですよね…。
でも「森のバター」と呼ばれるアボカドには、栄養がタップリ。
精子を作るのに必要な亜鉛やカリウム・セレン、血流アップに良いビタミンEも入っています。
さらに精力アップ成分として有名な、アルギニンも豊富なんです。
精力サプリのアルギニン量は、200~300mgで、食材から摂れる量ではかなり多いです。
1日1個までにしましょう。
精力アップの食べ物「トマト」
- 健康成分リコピンを摂れる
健康食材の定番のトマト。
トマトと言えば、リコピンですね。
トマトジュースで有名なカゴメで、下記の実験結果があります。
この実験で使ったと予想される、カゴメのトマトジュースのリコピンは18mg。
通常のトマト2~3個で、18mgのリコピンを摂取できます。
ミニトマトでも少しずつ、食べるようにしましょう。
まとめ
- 現代の食事や生活習慣では、男性ホルモンが減りがち
- 食事で薬のような即効性は期待できないが、精力増強に有効な成分を含む食材は有り
- お財布とも相談し、継続的に摂ることで、精力アップが見込める
ご紹介した食品を、バランスよく毎日の食事に取り入れ続けることで、少しずつ精力を高めることが可能に。
薬ではないので、即効性はありませんが、毎日続けることが何よりも大切です。
1つの食材を食べ続けるのは難しく、飽きてしまうもの。
精力アップに良い食材を、ローテーションさせると良いですね。
また毎日、精力アップ食材を取り入れた献立を考えるのは大変。
効果を実感するまで、時間もかかります。
手軽に精力アップを狙う場合は、補助的に精力剤を使うのもオススメ。
精力アップしたら、食事だけで、精力維持できるようになることも。
精力増強に良い食材は、健康維持にも良いものばかり。
健康な身体を作れるのも、嬉しいですね。